さてさて初のロードバイク オーバーホールもいよいよ終盤を迎え、最難関のワイヤー張りです。
いきなりですが、結果の状態を。
ど~ん。大成功~~・・・嘘です。実は。
シフトの長さ対象でない。左ブレーキアウターの長さが短い・・・渋々バーテープを短めに巻きました。
余分に買っておけばよかった。ガクッ
アウターはジーピー [GP]?メーカーなのかブランドなのかよく分かりません。サイトによってはGIZA(ギザ)、STARTEK(スターテック)なんて表記していますが、ホログラムレッドという色です。
カラーリングは想像通りで大満足です。
ワイヤーはシマノです。このアウターの径寸法がカタログでは書いてなかったので心配だったのですが、問題なしでした。シフト1.6mm、ブレーキ1.2mmです。規格があるんですかね。
さてさて本題のワイヤー調整です。
今まで自分でまともにセッティングした事はなく、騙し騙しでやってきました。
いくつかサイトを見て、大分参考にさせて頂いたのですが、確信してこれで出来たって奴がないんですよね。
自分がつまづくポイントは次の三点。
- ワイヤーはどれくらいの強さで張ればいいか
- 調整ネジの初期位置はどこから始めればいいのか
- フレームに付いているワイヤー調整のつまみ(ワイヤーアジャストボルト)の初期位置は?
今回はネジまで完全に外して掃除してしまったので0から調整しなければいけません。闇雲で行いましたが、なんだか少し分かってきた気がします。気づいた範囲で記述します。
ちなみに自分のメカ構成は、ST-5600 FD-5700 FC-6750 RD-6700 です。
早速ですが、
アジャストボルトは緩めるとワイヤーを引っ張る方向に働く。
ワイヤーは引っ張る側の調整しかしない。
よって初期値は締め切っていてOK。
まずはリアディレーラーの調整から始めます。
しかしチェーンがフロントディレーラーに擦ってしまっていては調整しにくいです。
適当にフロントディレーラーの調整と行き来しながら行いましょう。
もしくはフロントディレーラーの取り付け位置を変えて当たらないようにしてやる。
さてさて開始です。
- ワイヤーアジャストボルトは締めきる。
- ワイヤーはまだ張らない。
- リアが一番トップ(右)側にする。
- 調整ボルト3つがすべて緩んだ状態。
まずは一番上のボルト。
Bテンションボルトと言われるようですが、これを締めるとリアディレーラーとスプロケットとの距離が離れます。
多くの場合一番緩んだ状態でも接触しないので問題ないようです。
ネジがゆるゆるっていうのも何ですし、付加が掛からない程度に締めましょう。
ディレーラーとスプロケットが接触してしまっているようでしたら少し締めましょう。
続いて真ん中のトップ調整ボルト。締めるとプーリーが左に動きます。
スプロケットとプーリーが後ろから見て一直線になるようにする。
最初は右に落ちてる状態のはずです。
ここでワイヤーを張ります。(シフトレバーが一番トップ側に来ている事)
張る強さですが、ギリギリワイヤーのテンションが張ってない状態が理想です。この後アジャストボルトを回してワイヤーを張りますので、弱い分には調整が利きます。
べダルを回しながらシフトレバーを一回押してやりましょう。
一段上がりましたか?
恐らく上がらないので、アジャストボルトを緩めましょう。ワイヤーが張られてくるはずです。
段が切り替わるまで緩めましょう。一段切り替わればそのまますべての段で切り替わるはずです。
一番ロー側に行ったら、一番下のボルト、ロー調整ボルトです。
今は内(ホイール側)に落ちてしまっているはずですので、ネジを締めてイン側のギアと一直線になるようにしましょう。(締めると右に動く)
もう一度トップ側から再確認です。
以上終了です。
続いてフロントディレーラーの調整です。
まずは取り付け位置の確認です。
高さ方向はアウターに来たときにギアとの間が1~2mmという事ですが、正確にはセッティングしてからしか見えないので、後から微調整です。
横方向の取り付けは、チェーンと平行に取り付ける。これも見にくいのでセッティングしてから微調整が必要と思われます。最終的にはインとアウトのギリギリにチェーンが来ますが、その時なら確認しやすいでしょう。
- ワイヤーアジャストボルトは締めきる。
- ワイヤーはまだ張らない。
- フロントシフトはイン
- 調整ボルト2つが緩んだ状態。
- チェーンはフロントがイン、リアがロー(左)にかける。
まず最初は、ディレーラーがチェーンより左にいると思います。左側のネジを締めていきます。ディレーラーが右に動きます。
チェーンにギリギリ当たらない所まで移動させましょう。
ここでワイヤーを張ります。強さはギリギリワイヤーにテンションが掛からない程度が理想。弱い分には後で調整がききます。
シフト操作でチェーンをアウターにします。
行かないならアジャストボルトを緩めます。
ワイヤーが張られていきます。
アウターに持って行けるまで張れたらディレーラーとチェーンの位置を確認しましょう。
アウター時の位置関係はリアがトップの時に確認します。
ディレーラーに擦っているようならワイヤーが緩いです。アジャストボルトをもう少し緩めます。
ディレーラーと大きく開いてしまっているならアジャストボルトを緩めすぎです。もう少し締めます。
アジャストボルトはシフト・インの時しか操作しにくいので、一回一回落としてから作業しましょう。
ディレーラーとチェーンがギリギリ当たらない(0.5mm)にします。
ディレーラーの右側のネジを締めると今の調整でディレラーを右側に動かす事が出来ますが、アジャストボルトだけで調整してやるのが理想です。
右側のネジは付加の掛からない程度に入れるだけにします。
一連の流れが終わったらもう一度確認します。
じゃじゃ~ん。完成です。
写真の取り方からも分かるように、終わる頃にはかなり疲れて撮影にセッティングする元気はありませんでした。
このオーバーホールに丸二日掛かりました。
しかし得た物は大きかったので満足です。